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【ペット同行避難とは】災害時にペットと避難所へ 受け入れてくれるのかな?

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熱血じいさん
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こんにちは!防災アドバイザーの熱血じいさんです。

今回は、「【ペット同行避難とは】災害時にペットと避難所へ 受け入れてくれるのかな?」というテーマで記事を書いてみました。

2021年の犬猫飼育頭数は、犬が7,106,000頭、猫が8,946,000頭となっています。

犬・猫16,052,000頭の多数のペットが人と暮らし、家族一人ひとりの心を癒す、大切な家族の一員となっています。

また、都道府県別で犬の飼育率をみてみると、ベスト3は、第一位 香川(7.32%)、第二位 三重(6.80%)、第三位 岐阜(6.21%)となっています。(2019年調べ)

ペットというと、どうしても犬や猫を思い出しますよね?

しかし、鳥や魚、虫や爬虫類などもペットですよね?

このようなペットを避難所に連れて行ったら、避難所に入れさせてくれるのでしょうか?

今回は、このような疑問同行避難の難しさについて考えてみたいと思います。

飼い主とペットの同行避難とは

ペット同行避難という言葉をご存じですか?

災害時にペットの命を守るために、大切なことですので、ペットを飼っている方は、是非、ご覧ください!

ペット同行避難

ペット同行避難」とは、災害時に自宅等に留まることが危険だと判断した際に、人とペット双方の被害を避けるためにペットを連れて「避難行動」をすることをいいます。

東日本大震災の経験から、ペットを飼養している人が災害時に自宅等から避難する必要があるときは、飼い主の自己責任のもとでペットを連れて避難する「同行避難」を推奨しています。

災害が発生し、避難が必要な時は、飼い主はペットと同行避難することはが基本となっています。

なぜなら、ペットと飼い主が離れ離れになってしまうと、住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化する恐れがあるからです。(野良犬になって人に危害を加える恐れがあるなど、いろいろな問題が発生します。)

ペット同行避難を行う上でのポイント

ペット同行避難を行う上でのポイントは下記のとおりです。

飼い主自身の安全確保

(飼い主が怪我をしたらペットを助けることができません。飼い主が無事なことが大前提です。)

以下の事前の準備をしておくこと

 ・住まいの防災対策

  (家具等の転倒防止等を実施し、飼い主及びペットの怪我を防止する。)

 ・ペットのしつけと健康管理

  「すわれ」、「まて」などの簡単なしつけ 

  決まった場所で排泄ができること 

  ケージに入ることに慣れる

 ・予防接種やダニ対策 不妊・去勢手術の実施(不必要な繁殖の防止)

 ・ペットが迷子にならない対策(マイクロチップ等などによる所有者の明示)

ペット用の避難用品、備蓄品の確保 

 ガイドラインなどでは、最低限5日分の食料や飲料水を準備しておくことを推奨しています。

 ある被災地で、避難所への支援物資が比較的早く配布されましたが、ペットの支援物資には時間を要したとい うことがありました。

 このようなことがあっても大丈夫なように多めに準備しておくことをおすすめします。

避難所や避難ルートの確認 

 ペットを連れて行って大丈夫な避難所なのかを事前に役所に確認しておいてください。

 できれば、一か所ではなく、数か所確認しておくことをおすすめします。

 そして、避難所までのルートを確認しておいてください。

 避難ルートは実際に歩いて危険がないかなど確認を実施してください。

ペット同行避難と同伴避難について

ペット同行避難と同伴避難の違い、基本と問題点について考えてみたいと思います。

ペット同伴避難の基本

ペット同行避難の基本は、「災害時の対応は飼い主の【自助】である」ということです。

常にペットと一緒に行動し、避難を行うことが基本です。

これは、行政(公助)が見放すという意味ではありません。

大災害が発生すると、まずは人命救助が第一となります。人を助けられる時間(リミット)は72時間(3日間)です。その間は人命救助が最優先となり、避難所運営に関しても100%の力が発揮できません。

また、助ける側も被災しているので、救助する側も行動が起こせない可能性があります。

このような理由から、「自分のペットは自分で守るんだ!」という強い意志を持ち、避難行動を実施することが「自らの命、ペットの命を災害から守る」ことができると私は思います。

ペット同行避難と同伴避難

ペットと同行して避難しても、ペットと一緒の場所で避難生活ができるとは限りません。

あくまでも、同行避難とは、「ペットと同行して避難する」ということです。

同伴避難とは、ペットと避難をし、避難場所で飼い主がペットを飼養管理することを言います。 「同伴避難=ペットと同じ部屋で避難できる」とうわけではありません。

同行避難でペットと一緒に避難してきて、同伴避難ができる場合でも、同じ場所(エリア)で避難生活ができる場合同じ避難場所別々の場所(エリア)で避難生活を送る場合など避難所によって、避難生活の内容は違います。

ペットと避難生活するうえで飼い主が注意すること

災害が発生し、ペットと避難所で避難生活をするうえで飼い主が注意すること、その他の避難方法について考えてみたいと思います。

避難所での注意点

ペットのいる家族にとっては、ペットは家族の一員であっても、ペットが好きでない方から見れば、やはりペットは「犬」・「猫」という単なる動物なのです。

犬猫の臭いが嫌だ、鳴き声がうるさい、体毛などが飛んでくる、糞尿の臭いが我慢できないなどいろいろな苦情が発生します。

動物アレルギーの方もいます。

すべての方が、ペットを理解しているわけではありません。飼い主の方は、その点を十分理解して、トラブルのない避難所生活をおくるよう注意してください。

トラブルのない避難生活が、かわいいペットのためです。

避難所で受け付けるペットについて

環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」のなかでは、「本ガイドラインは、主に家庭動物等 * のうち犬や猫などのペッ トそれらを飼養する被災者を対象とし、避難生活中のペットの適正飼養を支援する観点から、人とペットの災害対策について検討する際に活用されることを想定している。」と記載されています。このことが各避難所での基本となって、ペットの受け入れが考慮されています。

家庭動物等とは

愛がん動物又は伴侶動物(コンパニオンアニマル)として 家庭等で飼養及び保管されている動物並びに情操の涵養及び生態観察のため飼養及び保管されている動物をいいます。

その他の避難方法在宅避難が安全な場合もある】

ペットがいる場合、避難所に避難することが必ずしもベストな選択であるとは限りません。

災害が発生し、自宅にいるほうが安全な場合があります。そのような場合は、ペットと一緒に在宅避難を選択することも良い選択かと思います。(在宅避難をする場合、避難する建物が、地震や台風などからの外力を受けても被害を受けない頑丈な建物であることが最低条件です。

ペットと避難所で生活することが、避難所の人に迷惑をかけてしまうということで、精神的に苦痛になってしまい正常な判断ができなくなってしまうと、災害を乗り切ることができません。

災害に遭遇して、自分の家が「危ない」と思う場合は、基本は「避難所に避難することです。」

また、ペットがいて避難所に避難できない、在宅避難も難しい場合は、「車中泊+テント」を考えるのもいいかもしれません?

「在宅避難」、「車中泊+テント」を選択する場合は、あくまでも、その場にいるあなたの判断です。

落ち着いて、最善方法を選択してください。

在宅避難

在宅避難をする場合の必要条件は、自宅が災害から確実に守られるということが必要条件です。自宅が危ない場合は、避難所に同行避難してください。

また、在宅避難をする場合は、食料や飲料水、簡易トイレなどが最低限3日間準備していることが重要です。

3日間というのは前述したとおり、人命救助最優先の日数です。3日間は避難所などに物資が配送される可能性は少ないと思います。

また、3日目に配送されたとしても、ペットの食べ物等は配送される可能性は少ないと思います。

在宅避難を行う場合は、5日から7日分の人とペットの食料等を準備しておくことをおすすめします。

また、避難所に避難していないので、避難所の情報や役所の情報は自ら取得するよう心掛けてください。

車中泊+テント

「避難所に避難できない、自宅も危険だ」その時は、「車中泊+テント」も一考かもしれません。

ただし、次の点に注意してください。

地震が発生した場合は、原則「徒歩避難」が原則ですので、そのことは忘れずに!

・避難する場所までの安全な経路の事前確認、ハザードマップ等で危険個所の確認を事前に実施する。

エコノミークラス症候群に注意するため、テントの活用を考慮する。

「車中泊+テント」に必要な物資の準備

 食料と飲料水(ペットの分も含めて)、生活必需品、テント、マット、寝袋等など必要なものを事前に準備しておくてください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「【ペット同行避難とは】災害時にペットと避難所へ 受け入れてくれるのかな?」について記事を書いてみました。

現代は、家族だけでなく、単身の方もペットと一緒に生活している方もたくさんいらっしゃいます。

ペットの何気ない仕草が心を癒してくれます。そんなかわいいペットを災害時は、飼い主が守るのが当然です。それができないのであるならば、ペットを飼うということを、もう一度考えてみる必要があるのではないでしょうか?

犬・猫以外のペットを育てている方は、災害時などの対応を今一度考え直し、その時の準備をしてください。

「人もペットも大切な命を守りましょう!」

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